本日も、ほとんど移動の日。
このところ移動ばかりでしんどいのだけれど、
それは中米に夜行バスの存在がないというのも
効率よく移動ができない要因のひとつである。
だから、どうしても日中の移動を余儀なくされ、
日程の限られている私たちは、これまでのように観光に時間がさけない。
さらに治安に不安があるため、新しい国や街に移動する場合には
太陽のあるうちに到着し、宿を確保したいため
なおさら、日中は移動だけになってしまうのだった。
そんなわけで、2日連続で早朝5時には起きてひたすら移動を続けていたのだけど
その疲れもあり、またどこか開き直ったような変な感覚があり、
今朝は早起きを放棄。なんとかなるだろうという諦めの境地。
当然そのツケが後で回ってくる事になるのだが…。
今日の目的地は、国境を越えホンジュラスの首都テグシガルパである。
★8時
ゆっくりした気分で起きて、宿に併設されていた食堂で朝ごはんを食べる。

屋外に置かれたパイプイスもロッキングチェアーだった。
泊まった宿は、近くにあった他のところと比べるとちょっと良さげだったので
昨晩、宿のおねえさんに一応、拙いスペイン語を駆使して朝ご飯が付いているか聞てみた。
すると、うんうん、朝ご飯ね、ここだよ、とその食堂を指差したので
おお、久々のご飯付きか!と嬉しく思っていたのだけど
実は別料金でひとり5ドル近くとられた。
なんとなく変な感じはしたんだよなー。
こちらの物価にしてみたら相当にお高い。
★9時
チェックアウトしてバスターミナルに向かう。
広場に、米国のスクールバスを元にした派手なバスが並んでいる。

まずはグアサウレの国境へ向かう。
バスのおじさんたちに、イミグラシオン、とか、ホンジュラス、とか、グアサウレとか
連呼してもなかなか理解してもらえない。
どうやら、チナンデガというところまで行って乗換えが必要らしい。
★10時
チナンデガ行きのバスが出発。

さすがスクールバスの払い下げだけあって、席のピッチが狭い。
だけど、車内には陽気な音楽がかかっていて、窓の隙間から吹き込む風が気持ちよい。
車窓から見える火山もきれいだ。
富士山を彷彿とさせる円錐形をしている。

どうして火山だって分かるかというと、
裾野から煙が立ち上っているから。
この国にも絶対温泉あるだろうな。
★11時
チナンデガのバスターミナルに到着。

ここでも、売り子のエプロンのフリルがかわいらしい。
グアサウレという国境に行くバスに乗り込んだとたん
あっという間に出発。
★13時
グアサウレのバスターミナルに到着。
ガランとした広場で、シクロの運転手5〜6人に囲まれ、
こういうのって久々なのでかなりひるんでしまう。
うっとおしいので、飲みものを買ったり、食堂で食事したりしてごまかす。
スープを注文すると、トルティージャがついてきた。
とうもろこし文化圏に入っているんだなぁ。
シクロの客引きは食事の間もしつこくこっちを見ているし、なんだか居心地が悪い。
後から思えば、集まっているときに互いに値段を競わせればよかったのだけれども。
アジアとかエジプトとかではそうしてたのに、そういう感覚をすっかり忘れていた。
★13時30分
グアサウレのバスターミナルから、結局シクロを使わず歩いて国境に向かうことにした。
シクロが営業しているぐらいなのだから、
それなりの距離がある。
フーフー言いながら国境の橋を渡る。

異常なほど立派なこの橋も、日本の援助によるものだった。
ニカラグア〜ホンジュラス間は出入国のスタンプを押してくれないのだけど、
ちゃんとコンピューターで出入国を管理しているから意味ないんじゃないかなぁ、と思う。
ニカラグアで出国税US2ドル、ホンジュラスは入国税US3ドルとられる。
★14時
ホンジュラス側で、チョルテカ行きのコレクティーボに乗る。
乗り合いのミニバスで、荷物をひょういひょいと、屋根上に乗せられる。
★16時
チョルテカに到着。
今度は首都テグシガルパ行きのバスに乗る。
★18時
日没。
あぁ、太陽のある間に到着できなかった!
ホンジュラスも治安が心配。
★20時
山から下りて町に向かっているとき、なんとなくペルーのクスコを思い出した。
ようやくテグシガルパに到着。
治安面を考えてセントロで泊まろうと思っていたのだけど、
バスが明日乗ろうと思っていた国際バスの出るコマヤグエラ地区に止まって、
しかも目の前にホテルがあったのでそこにチェックイン。
●Condesa Inn
トイレバス付きツインL495(約2500円)
もっと安い部屋もあったけど、ダブルベッドが2つの広い部屋しか空いていなかった。
バスの発着所が近くて便利。
目の前にコメド(食堂って意味?)があって、
軒先でBBQみたいに串刺し肉を焼いていたのでそれを頼む。
こっちでは、ピンチョというらしい。
ピンチョといえば、スペインでは、
バルで出てくる爪楊枝をさしたおつまみのことだったけど、
こっちではもろに串刺し肉のことをいうようだ。

ピンチョとビールで一息つく。
またトルティーヤがついてきた。
付け合わせにこしあんの砂糖なしみたいなものもあった。
これがけっこう肉とトルティーヤに合っておいしい。
ニカラグアまででもアズキ豆のようなものはよく出てきて
甘くないあんこだなぁと思っていたのだ。
コマヤグエラ地区は治安が悪いと聞いていたけれど、
なんだかホンジュラスに入ったら人の雰囲気がいいし、
なんとなくホッとした。
というのも、
ニカラグアでは、おつりを返してくれないし、ごまかすし、
倍の料金とられるし、なんだか気を抜けなかったのだ。
ここのところ、南米から続いたラテン気質の国では
そういうごまかし方をされていなかったから、すごく嫌な気分だった。
「チナ」とか「チンチャンチョン」と何度か吐き捨てられたりしたし。
どちらも中国人を軽蔑する言葉らしい。
スペイン、チリとアルゼンチンといったスペイン語圏で
何度か通りすがりにチナと言われたことがある。
チンチャンチョンの方は、イスラム圏でよく言われたな。
日本人の私は別に言われたからどうってことないのだけど
だいたい馬鹿にしたような顔をしてその言葉を言うので
不快な気持ちになるのだ。
まぁそんなこともあり、
ニカアグラはすぐに通り過ぎてしまったけど
後ろ髪がひかれるようなことはなかったのだった。
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